死を受容するプロセス
エリザベス・キューブラー=ロス
生きかたの教師
否認
自分が死ぬはずはないと疑う段階
怒り
なぜ自分が死ななければならないのかと怒りを周囲に向ける段階
取引
死なずにすむように取引を試みる段階
抑鬱
万策尽き、疲れ果て、塞ぎこむ段階
受容
最終的に死を受け入れる段階
生と死を超える道: 死に直面した人は、まずそれが事実であることを否認し、無視するが、やがて避けられない現実であることを認識し、運命や自分、周囲の人などへの怒りを感じる。次いで「これからは心を改めますから」「財産はみな慈善に寄付しますから」「せめて息子が卒業するまで」などと神に交渉を持ちかけ、慈悲を乞い、死を回避しようとする。そのうちそれにも疲れはて、ウツ状態に落ち込むが、多くの人はそうしたさまざまな心の葛藤を経たのちに、抗うのをやめ、死を受け容れることで心の平安を取り戻す。この心の軌跡は、死だけでなく、失業、失恋など人生で人が出会うさまざまな逆境にもあてはまる。
「あなたの内なる沈黙に触れることを学ぶように。この人生のすべてのものに目的があり、過ちなく、偶然もなく、すべてのできごとは、学びのための祝福であると知るように」ECR
おまけ――
「人は生まれた瞬間から死に向かって歩みはじめる」ダライ・ラマ
「死は求めなくてもやってくるが、満ち足りた死への道は、自分で探さなければみつからない」ダグ・ハマーショルド
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