原子力行政を問い直す宗教者の会 2012フクシマ全国集会
http://gts.mukakumuhei.net/
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テーマ:今、フクシマにて共に悩む!
―怒りと悲しみの《こえ》に呼び覚まされて―
―怒りと悲しみの《こえ》に呼び覚まされて―
「原子力行政を問い直す宗教者の会」は、この問題に宗教的課題として向き合う宗教者(信仰者)の宗教宗派を超えた緩やかなネットワークです。1993年の結成以来、原発や各関連施設の立地や消費地において研究集会や申入れ行動などを行なってきました。2001年には『原発 総被曝の危機』を出版し、また2008年の敦賀市での全国大会に於いて「原発震災」を取上げ、警鐘を鳴らしてきました。
しかしながら昨年3月11日、恐れていたことがまさに現実化し、深い悲しみと反省の気持ちをこめ、今、最も苦しみと困難に晒されている福島の地において、人々の声に耳を傾け、あらためてそれぞれが何をすべきか、問い直して行きたいと思います。
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4/17礼拝
TEAM二本松 理事長 佐々木道範のブログより
http://blogs.yahoo.co.jp/michinorisasaki1108/3276375.html
表白
忘れてしまいなさいと誰かが言う
これからこの子に降る雨のことを
忘れてしまいなさいと誰かが言う
これからこの子が吸う風のことを
忘れてしまいなさいと誰かが言う
これからこの子が口にする食べ物のことを
そして忘れてしまいなさいと誰かが言う
この国はこんなにもあっさりと人を
見捨ててしまえるという事実を。
でも、福島
私たちは忘れない
母乳から放射能が出たとむせび泣くあのお母さんを
私たちは忘れない
わが子を被曝させてしまったと、
自分を責めるあのお父さんを
私たちは忘れない
外で遊びたいとせがむあの女の子を
私たちは忘れない
どうか福島を見捨てないでください、
たすけてくださいと叫んだあの男の子を
そして私たちは忘れない
この全ては、間違いなく私たち一人一人が原発に加担し、
見過ごし、自分たちだけの豊かさに耽ってきた結果である
という事実を。
私たちを信じきって笑いかけてくる子供たちに、
あやまっても、あやまっても
つぐなえない未来を押し付けてしまう
この情けない現実の中で
でも、それでも、
今、ごめんなさいから始めよう。
神々の光を受けて、原発はダメ!と声を上げよう。
諸仏・諸菩薩の怒りと悲しみのこえに呼び覚まされて
忘れなさい 忘れなさいと誰かが囁くこの社会の中で
決して、忘れない 福島!
4/18礼拝
「日本キリスト教協議会
平和と正義を求める礼拝式文 敗戦後60年を覚えて」より
http://nccj.sakura.ne.jp/sikibun/2005/2005ncc%20peace%20liturgy.pdf
平和と正義を求める礼拝式文 敗戦後60年を覚えて」より
http://nccj.sakura.ne.jp/sikibun/2005/2005ncc%20peace%20liturgy.pdf
悔い改めのいのり
司式者:神は、わたしたちがキリストの平和のうちに共に生き、正義と平和のために働く者となるよう招いておられます。けれどもわたしたちは、行動することによって、また何もしないことによって、社会構造に取り込まれることによって、また自分自身の過ちのためによって、しばしば暴力と破壊の道具になっています。神の霊がわたしたちの罪を明らかにし、悔い改めに導いてくださるよう、共に沈黙のうちに祈り求めましょう。
(一同沈黙のうちに祈る)
司式者:ご一緒にわたしたちの罪を告白し、赦しを求めましょう。
一 同:わたしたちは偶像礼拝の罪を告白します。
声 1:わたしたちは隣人と公正に分かち合うようにとの神の戒めに背き、経済の力に頼っています。
声 2:わたしたちは信頼と愛にもとづく社会を築くようにとの神の招きを忘れ、自分たちの安全を軍事力に頼っています。
声 3:わたしたちは神の知恵に頼ることを拒み、政治権力に従いました。
一 同:神さま、わたしたちに憐れみをお与えください。
(間をおいて)
一 同:わたしたちは無関心の罪を告白します。
声 1:わたしたちは自分たちの歴史を忘れ、責任を担うことを拒絶しています。
声 2:わたしたちは自分たちの快適な生活を乱されることをおそれ、貧困、暴力、不正義に目を向けることを拒んでいます。
声 3:わたしたちは地球が公害や大量消費によって壊されていくことに無関心です。
一 同:神さま、わたしたちを憐れんでください。
(間をおいて)
一 同:わたしたちは無知の罪を告白します。
声 1:わたしたちは自分たちの現実の見方を問い直すことを拒んでいます。
声 2:わたしたちは自分たちと異なる文化の豊かさを閉め出しています。
声 3:わたしたちは自分でものを考えることをせず、メディアに依存しています。
一 同:神さま、わたしたちを憐れんでください。
(間をおいて)
一 同:わたしたちは声を上げないことの罪を告白します。
声 1:複雑な現実の前に、わたしたちは口を閉ざすことを選びます。
声 2:怖れ、戸惑い、そして後ろめたさの故に、わたしたちは身をひいて関わろうとしません。
声 3:わたしたちの沈黙によって、悪の力は阻まれずに続きます。
神さま、わたしたちを憐れんでください。
(間をおいて)
一 同:わたしたちは無責任の罪を告白します。
声 1:わたしたちは暴力、憎悪そして敵意の種が自分たちひとりひとりの中にあることを否定しています。
声 2:わたしたちは自分を省みることをせず、他の人や制度の責任にしています。
声 3:わたしたちは自分の良心の声を聞かず、この世界の悪の力に立ち向かうことができないでいます。神さま、わたしたちを憐れんでください。
(長い間をおいて)
一 同:わたしたちの全ての罪を明らかにし、赦してくださる神さま、わたしたちは、みまえにわたしたちの過ちを告白します。あなたの恵みと憐れみによってわたしたちが罪から立ち返ることができますように。あなたはわたしたちを赦してくださる方です。わたしたちも他の人々を赦すことができますように。あなたの創造されたもの全てが癒され、その完全さを取り戻すために、あなたと共に、隣人と共に、働くことができますように。アーメン
約束の祈り
司式者:モーセは人々に言いました。
「わたしは今日、天と地をあなたたちに対する証人として呼び出し、生と死、祝福と呪い をあなたの前に置く。あなたは命を選び、あなたもあなたの子孫も命を得るようにし、あなたの神,主を愛し,御声を聞き、主につき従いなさい」」(申命記30:19~20)
司式者:この世界において、わたしたちは選び取る力を持っています。神さまは、わたしたちが死を選ぶのではなく、平和、喜びそして自由の道を選ぶようにと求めておられます。
グループ1:わたしたちは、破れたこの世界の癒しのために働くことを選びます。
グループ2:わたしたちは、わたしたちは悪しき力と闘いながらも、敵をゆるすことを選びます。
グループ1:わたしたちは、自分たちの歴史の責任を担う道を選びます。
グループ2:わたしたちは、おかしてきた過ちを償う道を選びます。
グループ1:わたしたちは、全ての人を等しく敬い、その尊厳を重んじる道を選びます。
グループ2:わたしたちは、あらゆる差別に対して抵抗する道を選びます。
グループ1:わたしたちは、搾取に対して声を挙げることを選びます。
グループ2:わたしたちは、小さくされている人々の声を聴く道を選びます。
グループ1:わたしたちは、全ての暴力をなくす道を選びます。
グループ2:わたしたちは、非暴力によって平和を求めることを選びます。
グループ1:わたしたちは、地球と、そこに住む全ての生き物を大切にする道を選びます。
グループ2:わたしたちは、本当に必要なものだけで、簡素な生活を営む道を選びます。
全 員:イエス・キリストがその死と復活をとおしてわたしたちを愛してくださいました。わたしたちもまた神に仕え、隣人を愛する道を選びます。
聖霊の力によって、わたしたちは今日も明日も、いつまでも、命の道を選びます。
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